個人競技障がい区分について

T 陸上競技

肢体不自由者(T)〈切断・機能障害者〉
  1. 手部切断(片手または両手の切断)、片前腕切断、片上肢不完全、片上腕切断、片上肢完全
  2. 両前腕切断、片前腕・片上腕切断(片側が前腕で反対側が上腕の切断)、両上肢不完全
  3. 両上腕切断、両上肢完全
  4. 片下腿切断、片下肢不完全
  5. 片大腿切断、片下肢完全
  6. 両下腿切断
  7. 片下腿・片大腿切断(片側が下腿で反対側が大腿の切断)、両下肢不完全
  8. 両大腿切断、両下肢完全
  9. 体幹
肢体不自由者(U)〈脳原性麻痺以外の車椅子使用者〉
  1. 第6頸髄まで残存(上腕三頭筋が効かない四肢麻痺)
  2. 第7頸髄まで残存(上腕三頭筋は効くが、手首や全指の屈曲は不能)
  3. 第8頸髄まで残存(手首や指の屈筋や伸筋は機能するが、虫様筋や骨間筋は機能しない)
  4. 下肢麻痺で座位バランスなし
  5. 下肢麻痺で座位バランスあり(上記以外の対麻痺)
  6. その他
肢体不自由者(V)〈脳原性麻痺〉
  1. 四肢麻痺で車椅子使用
  2. 下肢で車椅子使用(けって移動)
  3. 上肢で車椅子使用
  4. 杖や下肢装具使用で走不能
  5. 杖や下肢装具なしで走不能
  6. 上肢に不随意運動を伴う走可能
  7. その他走可能
肢体不自由者(W)
  1. 電動車椅子常用使用
視覚障害者
  1. 視力0から光覚弁まで
  2. 視力手動弁から0.03まで、視野5度以内
  3. その他
聴覚障害者
  1. 聴覚・平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害
内部障害者
  1. 内部機能障害
知的障害者
  1. 知的障害者

U 水泳

肢体不自由者(T)〈切断・機能障害者〉
  1. 手部切断(片手または両手の切断)
  2. 片前腕切断、片上肢不完全
  3. 片上腕切断、片上肢完全
  4. 両前腕切断、両上肢不完全
  5. 両上腕切断、両上肢完全、片前腕・片上腕切断(片側が前腕で反対側が上腕の切断)
  6. 片下腿切断、片下肢不完全
  7. 片大腿切断、片下肢完全
  8. 両下腿切断、両下肢不完全
  9. 両大腿切断、両下肢完全、片下腿・片大腿切断(片側が下腿で反対側が大腿の切断)
  10. 片上肢切断・片下肢切断(上下肢の切断)、片上肢不完全・片下肢不完全
  11. 多肢切断(3肢以上の切断)、片上肢完全・片下肢完全、両上肢不完全・両下肢不完全
  12. 体幹
肢体不自由者(U)〈脳原性麻痺以外の車椅子使用者〉
  1. 第7頸髄まで残存
  2. 第8頸髄まで残存
  3. 下肢麻痺で座位バランスなし
  4. その他
肢体不自由者(V)〈脳原性麻痺者〉
  1. 四肢麻痺、上肢に不随意運動を伴う走不能
  2. 両下肢麻痺、上肢に不随意運動を伴わない走不能
  3. 杖または松葉杖歩行、片側障害で片上肢による競泳
  4. 上肢に不随意運動を伴う走可能、その他の片側障害
  5. その他
肢体不自由者(W)
  1. 浮具使用(浮具をつけて競泳)
視覚障害者
  1. 視力0から光覚弁まで
  2. 視力手動弁から0.03まで、視野5度以内
  3. その他
聴覚障害者
  1. 聴覚・平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害
内部障害者
  1. 内部機能障害
知的障害者
  1. 知的障害者

V アーチェリー

肢体不自由者(T)〈切断・機能障害者〉
  1. 上肢障害
  2. 下肢障害
  3. 体幹
肢体不自由者(U)〈脳原性麻痺以外の車椅子使用者〉
  1. 第7頸髄まで残存
  2. その他
肢体不自由者(V)
  1. 脳原性麻痺者
聴覚障害者
  1. 聴覚・平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害
内部障害者
  1. 内部機能障害

W 卓球

肢体不自由者(T)〈切断・機能障害者〉
  1. 片上肢障害
  2. 両上肢障害
  3. 片下腿切断、片下肢不完全
  4. 片大腿切断、両下腿切断、片下肢完全、両下肢不完全
  5. [片下腿・片大腿切断]、両大腿切断、両下肢完全
  6. 体幹
肢体不自由者(U)〈脳原性麻痺以外で車椅子使用者〉
  1. 頸髄損傷
  2. 下肢麻痺で座位バランスなし
  3. その他
肢体不自由者(V)〈脳原性麻痺者〉
  1. 車椅子使用
  2. 杖・松葉杖使用
  3. 上肢に不随意運動あり
  4. 上肢に不随意運動なし
  5. 片側障害
視覚障害者
  1. 視力0から0.03まで、視野5度以内
  2. その他
聴覚障害者
  1. 聴覚・平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害
内部障害者
  1. 内部機能障害
知的障害者
  1. 知的障害者

X フライングディスク

  1. 座位
  2. 立位
(注)障害区分の説明
  1. 完全とは、上肢や下肢の大きな3つの関節の機能が損傷を受け、補装具なしでは体重を支えきれないもの。
  2. 体幹障害とは、脳原性麻痺を除く脊柱障害のもの(脊柱側湾など)。
  3. 関節離断は、上位の部位の切断として扱う。肘関節離断は上腕切断となる。指および手のひらの切断は手部切断となる。
  4. 肢体不自由の7級が重複して6級に認定されている場合には、7級に認定された障害の区分で競技に参加してもよいが、多肢切断や両上肢障害などのように、複数の部位の  切断や機能障害の場合には、3肢以上(多肢)や両上肢がそれぞれ6級以上の認定を受  けていなければならない。
  5. 座位バランスの判定は、「へそ」の位置での知覚レベルの有無が一つの判断基準になる。背もたれのない椅子に座り両手の支えなく座れる場合は「座位バランスあり」と判  断する。
  6. 肢体不自由者(U)で、頸髄や脊髄損傷以外のものは、筋力評価等によって適用する区分に入れる。
  7. 脳原性麻痺とは、脳性麻痺、脳血管疾患や脳外傷等による脳に起因する機能障害である。
  8. 視力は、両眼の和でなく、矯正後の良い方の目の視力である。
  9. 競技上の注意
    • 身体障害が重複している場合でも、同一の大会では、同じ障害区分で参加すること。
    • 障害区分を変えての参加は認めない。
    • 両下肢完全の者が、補装具を付けて立位でソフトボールを投げ、競技のときだけ車椅子で卓球をするなどは認められる(申込書に明記すること)。