イベントではまずアイマスクをして、見えない状態を作ったうえで、何も音を立てない状態を2分間体験してもらいました。アイマスク状態での2分間は、エアコンや人が身動きする微かな音だけが聞こえて、実際の2分間が1分だったり、5分だったりに感じられるなど、人によって時間の感じ方は様々でした。
次に、犬の鳴き声やサイレン、音楽など自然に流れる日常の音を同時に鳴らし、音の聞きづらさを体験しました。また、急な大きな音を体験してもらうために、あえて突然に缶のペンケースを落とすと、参加者の皆さんはびっくりされていました。
そして、見えない人が普段使っている点字タイプライターや点字器、時計、録音図書や音楽CDなどを聴くための機械(デイジー)なども展示し、実際に触ってもらいながら、見てもらいました。普段あまり見たり触ったりすることのない、点字で書かれた手紙なども置いていたので、みなさんかなり点字に興味を持たれていたようです。