地方創生
市民の多様な意見で描こう由布市のグランドデザイン
地方創生の意図は、急速に進む少子高齢化、人口減少社会への対応に他ならない。幸いにして、由布市は他市に優る独自のブランドを有しているが、将来の発展に向けて大きく期待がもたれるのは挾間の人口増である。
この唯一の人口増をしっかりと堅持するには、生活の資質を向上させる社会資本の整備を着実に進めていかなければならない。
県都に隣接する地の理を最大限に活かす道づくり
東九州自動車道の開通やJR大分駅ビル、県立美術館の完成などによる大きな経済効果を活かすには市内の国道210号線はもとより医大バイパスの4車線化、高崎大分線の早期改良などによって県都との時間的な距離を更に短縮させなければならない。
また、由布川峡谷をはじめ市内の循環的観光コースと併せた生活道を市道と連携し、効率的に少しでも早く整備を進めなければならない。
懸案の水問題解決は由布市の大命題
水は命の源。安全安心な水の確保は、生活の最大の基盤である。人口増の担保は水問題の抜本的な解決においてない。そのための千人集会であったと思っているが、聞くところ、市内の最も低い場所で水探しのボーリングを始めるようだが、仮に水量が得られたとしても配水を可能にするには膨大な動力費がかかり、市民には二重の負担増となり、独立採算である公営企業の主旨にもとることにもなる。
市政満10年合併のメリットを余すことなく活かそう
挾間水問題調査研究会では、汚染の進む大分川以外に合併によって市内の数ヶ所にクリーンな給水源があることを確認している。例えば水量の多い阿蘇野川であれば柿原から大将軍へのコースを通れば高い場所からの配水となり、水問題は一気に解決をされるが、行政は市民のために本気で汗を流してほしいものである。
挾間水問題調査研究会 顧問 近藤和義(由布市選出県議会議員)
≫地方創世のチャンスを逃すな湯平温泉
≫田野庄内線の抜本改良はトンネルの掘削で
≫議長フォトアルバム